UEFAチャンピオンズリーグ、ドルトムントはナポリをホームで3-1で下した。
この結果、両者の勝ち点は9で並ぶことになり、ドルトムントにとっては価値ある勝利となった。そんな試合でドルトムントのスヴェン・ベンダーは前半15分すぎに鼻を骨折し流血しながらも、交代することなくフル出場を果たした。
Heute gilt's! Noch 12 Stunden! // Tonight's the night! 12 hours to go! #UCL #bvbnap pic.twitter.com/5ah5mm227s
— Borussia Dortmund (@BVB) 2013, 11月 26
MFを本職とするベンダーだがDF陣に負傷者が相次いでいる影響で、この試合では最終ラインでプレーしており、自分まで離脱できないという思いがあったかもしれない。
ともかく、90分間ピッチに立ち続けたベンダー。ただ、血のついたユニフォームのままプレーすることはルール上認められていないため、試合中何度もユニフォームの交換を行う必要があった。 (厳密には止血しなければピッチに入れないはずでもあるが・・・)
ベンダーは前半のうちに用意されていた代えのユニフォーム3着を全て使い切ってしまったという。このため、ユニフォーム担当者のマティアス・ザーバーさんはスタジアム内のクラブショップまで走ってユニフォームを調達しにいったそう。
『Reuters』によれば、ユルゲン・クロップ監督は試合後こう話したという。
「彼(ベンダー)の見せていた?パフォーマンスのために彼がピッチに残ることは重要だった。 彼にとって素晴らしい試合となったし、血に染まった彼のユニフォームを何度か取り替えなくてはならなかった。最後の一着はクラブショップから持ってきたものなんだ。その後、出血は止まったよ」
また、『Bild』によると、ベンダーはこれまでも鼻骨骨折、鼻骨骨挫傷、眼球負傷、顎骨折など並のボクサー以上に顔面を負傷してきたそうで、かつてのチームメイトであるパトリック・オヴォモイェラが「彼の体でまだ折れていない骨があるのか分からない」と話すくらいだとか。 ナポリ戦でのベンダーの奮闘ぶりをチームメイトたちも讃えており、GKロマン・ヴァイデンフェラーは「尋常ではないプロフェッショナル」とコメントしたそう。
なお、前述のようにDF陣に負傷者が多発しているため、ベンダーが今後も試合出場を続けられるよう、フェイスマスクの作製が検討されているようだ。
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Wir verneigen uns zutiefst vor Manni unkaputtbar! (nej) pic.twitter.com/kMeoxIguxV
— schwatzgelb.de (@schwatzgelbde) 2013, 11月 28