11月30日に行われたリーガ・エスパニョーラ第15節、レアル・マドリー対バジャドリーで、ウェールズ代表MFギャレス・ベイルがマドリー移籍後初のハットトリックを達成した。
加入が市場閉鎖直前になったことや負傷などにより出遅れ、その高額の移籍金が疑問視されていたベイル。しかしここ一ヶ月、公式戦6試合5ゴールと結果で自らの価値を示してきた24歳のアタッカーは、太ももを負傷から回復したばかりのロナウドが大事をとって欠場した試合でもエースの不在を感じさせない大活躍を見せる。
ファビオ・コエントラォンの父親が亡くなったため、1分間の黙祷からスタートしたこの試合。ベイルは33分にディ・マリアが角度のないところから放ったシュートのこぼれ球を頭で押し込むと、36分には右サイドから見事なクロスでベンゼマのゴールをアシスト。後半にも64分、89分とマルセロからの折り返しを確実に流し込み、移籍後初のハットトリックを達成した。(以下は試合のハイライト)
マドリーはそのまま4-0で快勝。3ゴール1アシストとチームの全得点に絡んだベイルは試合後、クラブの公式サイトで「3ゴールを決めたけれど、もっと良くなりたい。そうなれると思っている。試合や練習にハードに取り組み、改善し、クリスティアーノ・ロナウドのような偉大な選手から学んでいきたい。彼は世界最高の選手で、バロンドールに相応しい」とコメント。
ベイルが調子を上げるとともにベンゼマもここ6試合で6ゴールと得点数を伸ばしており、アンチェロッティ監督は「チームが自信を持っている」とチーム状態の良さを語っている。