1月4日、ペルシアンフットボール・ドットコムは「エステグラルに所属しているイラン代表MFジャヴァド・ネクーナムは、中国のクラブへ移籍することを希望している」と報じた。
ジャヴァド・ネクーナムは1980年生まれの33歳。かつてはスペインのオサスナでレギュラーとして活躍し、リーガ・エスパニョーラで最も成功したアジア人となった経験を持つボランチ。
2012年には契約延長のオファーを蹴って自身がファンであったエステグラルへと移籍し、初年度から中心選手として活躍。昨年のACLではベスト4進出を成し遂げる原動力となった。
しかし、エステグラルは現在深刻な財政難に悩まされており、主力の流出が止まらない状況になっている。給与の支払いも順調に行われておらず、昨年7月には会長が自家用車を選手に提供するという場面もあった。
ACL敗退後にエースストライカーのファルハド・マジディが現役引退を発表し、今冬はイラン代表DFパジマン・モンタゼリがカタール1部のウム・サラルへと移籍。テイムリアンに関しても決してクラブとの関係は良好ではないよう。
また、トリニダード・トバゴ代表DFのジェイロイド・サミュエルは給与が支払われていないとして契約の解除を匂わせており、さらに今回チームの旗頭といえるネクーナムも退団する可能性が高くなったとすれば、チームにとっては非常に厳しい状況となる。