先日、FAカップ3回戦のボーンマス(2部)対バートン・アルビオン(4部)戦がピッチ状態の問題で延期になったというニュースをお伝えした。

一晩中豪雨に見舞われピッチが水浸しとなったことで延期となったこの試合。 試合中止がキックオフ直前に決まったことで、アウェイに駆けつけた200名ほどのバートンサポーターは300マイル(約480キロ)もの移動が徒労に終わってしまった。

【↓バートン・アポン・トレント(A)とボーンマス(B)との位置関係】


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引き分けによるリプレイ(再戦)ではないので再試合は14日に再びボーンマスで行われる。そこでボーンマスサポーターはバートンサポーターたちのために渡航費を募ることにしたそう。『BBC』などの現地メディアが伝えている。

この企画の発起人のひとりであるボーンマスサポーターのデイヴィッド・ホワイトヘッドさんはあることを思い出し、寄付を募るページを開設したという。なんでも、2010年にボーンマスはリーグワン(3部)への昇格を決めたが、その試合が行われたバートンのピレリ・スタジアムでボーンマスサポーターはバートンサポーターから寛大な扱いを受けたそう。

「あの日、彼らはとても温かくもてなしてくれました。それ以来、クラブ間には特別な感情があるんです」

現地6日時点で当初の目標額800ポンドを大きく上回る2,930ポンド(約50万円)が集まっているそうで、ホワイトヘッドさんはこう続けた。
「国中のクラブのサポーターからの反応に私たちは圧倒されています。海外からさえ(反応が)あったんです。集まった基金は長距離バス3台分に達したので、ボーンマスの監督であるエディ・ハウに残りの基金を受け取ってくれるチャリティー(団体?)を指名してくれるよう頼みました」

ボーンマスの会長ジェフ・モスティン氏もこう話しているという。
「最高に驚くべきジェスチャーであり、フットボール界においてサポーターたちがこんなにも気前よく太っ腹だったことは例がないでしょう。 長年の苦しみと奮闘の末に昇格を決めたあの日、ベン(・ロビンソン、バートンの会長)やグランドキーパーに警備員など全スタッフたちが私たちがピッチを一周する(昇格のウイニングラン?)ことを許してくれたのは信じられないくらい素晴らしいことでした。 本来の警備員というのは群衆を寄せ付けないように抑えつけるものですが、その彼らも一緒に(昇格の)セレブレーションに加わってくれた。 我々のサポーターたちはそのことを決して忘れることはなかったんです」

一方、バートンの会長ベン・ロビンソン氏はクラブのオフィシャルHP上で「 我がクラブのファンたちが14日の試合に駆けつけるためのバス代を負担するために基金を募るキャンペーンをボーンマスのサポーターたちが始めてくれたことは本当に信じられない行為です。そして、バートン・アルビオンのファンたちはこの信じられないような行為に本当に感動しています」とコメント。 同HPのアナウンスメントを見るに、中止になった土曜日の試合に駆けつけていたバートン・アルビオンのサポーターは14日の再試合には無料で向かうことができるようだ。

なお、この再試合に勝利したチームは4回戦でリヴァプールとホームで戦えることになっている。

【↓2010年の昇格シーンなど】