前年のガンバ大阪同様、クラブ史上初となるJ2降格を喫したジュビロ磐田。
開幕前からエースストライカー、前田遼一の“初ゴール”が話題に上るなど注目度は高かったが、2年目の森下仁志監督率いるチームは序盤戦、良い試合はするものの勝ちきれず。クラブワーストの開幕7試合連続未勝利となり、9節の甲府戦で敗れた直後に森下監督は解任。長澤徹ヘッドコーチが暫定的に指揮を執った後、クラブが再建を託したのは、2012年のロンドン五輪で日本代表をベスト4に導いた関塚隆監督であった。
新監督就任以降の6試合はナビスコカップを含めて6試合連続無敗という結果を残したが、その内わけは1勝5分と勝負弱さは解消されず。その後はドップリと17位に定着してしまい、結局シーズンを通してわずか4勝。1990年代から2000年代にかけて多くの有力選手を擁し、3度の年間王者に輝いたクラブは、3節を残した段階で早々にJ1へ別れを告げた。
シーズン終了後、関塚監督は退任。新監督に大分でナビスコカップ優勝(2008年)の実績を持つペリクレス・シャムスカ氏を招聘したほか、加藤久GM、服部年宏強化部長が就任。ポーランド帰りの元日本代表MF松井大輔やFWポポ(神戸)、GK藤ヶ谷陽介(G大阪)といった経験値の高いベテランを中心に補強したチームは、一年でのJ1復帰を目指す。
16日に発表されたジュビロ磐田の新ユニフォーム。
2014モデルのコンセプトは『Road to Victory』で、ホーム(1st)は従来通りのサックスブルーと紺をベースに、中央に縦に入れられたグラデーションのラインが特徴。力強さと勝利に向かって一つになることを表現している。ちなみに、シャツ自体のデザインは清水、川崎、山形など他のPuma勢のホームと同じである。
2014年のスローガンは『勝!!!』。松井の背番号はフランス時代に着けていた22番となった。
昨季、ヤマハ発動機時代のレトロなデザインを採用したアウェイは引き続き白がベース。チームとサポーターが力を合わせて勝利を掴むことを表現した紺と赤のツートンカラーのラインから、フランスの強豪パリ・サンジェルマンのアウェイモデルあたりを思わせる。
GKモデルはホームが黒、アウェイがピンク。なお、4種類のユニフォームはいずれも2013モデルに引き続き光沢感のあるポリクレスト加工のエンブレムが使用されている。
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