愛媛FCは2013年、クラブOBで2010年からユースチームを率いていた石丸清隆監督が就任。新たな体制で臨んだシーズンだったが、前野貴德(鹿島)、内田健太(清水)、田森大己(京都)、大山俊輔(富山)らが移籍したこともあり、前年よりも一つ順位を下げた17位という結果に終わった。
ただ、前任のバルバリッチ監督時代のシステマチックな戦術よりも選手個々の判断で攻守両面にアグレッシブさを押し出したサッカーはシーズンが進むに従って完成度を増し、8月以降の成績は5勝7分5敗。35節にはG大阪を相手にアウェイで1-0の勝利を収めたように、ある程度自信となった一年でもあったことだろう。
今オフは、守護神の秋元陽太が湘南、攻撃のキーマンであったMF東浩史が長崎へ移籍。代役として、GKに児玉剛(京都)と曵地裕哉(札幌)、中盤の攻撃的なポジションには堀米勇輝(甲府からの期限付き移籍)などを獲得している。
26日に発表された愛媛の新ユニフォーム。同じミズノ勢の徳島、栃木、C大阪(アウェイ)と共通のテンプレートを使用し、身頃に入れられた斜めのストライプが「上昇志向(右肩上がり)」を表現。
ホーム(1st)はクラブカラーであるオレンジをベースに、静かで落ち着きを感じさせる瀬戸内海をイメージした紺との組み合わせとなった。
例年通り白を採用したアウェイ(2nd)。
GKモデルもフィールドプレイヤー用と同じデザインで、ホームが水色、アウェイが黄色となっている。
スポンサーは、太陽石油(胸「SOLATO」)、三浦工業(袖)、フジ(パンツ)が継続。背中は今季も今のところ空白のようだ。