10日に行われたブンデスリーガ2部第20節、1860ミュンヘン対フォルトゥナ・デュッセルドルフで、日本代表FW大迫勇也が移籍後初ゴールを決めた。

先月、鹿島アントラーズから1860ミュンヘンへ完全移籍した大迫。ストライカーの代名詞とも言える背番号9を与えられると、バイエルンが首位を独走する1部より2週間遅れで再開された今年のリーグ初戦でも、4-4-2の2トップの一角として先発出場を果たした。

対戦相手のデュッセルドルフはここまで10位と、8位の1860ミュンヘンより下に位置しているが、昨季は1部を戦っていたチーム。試合は拮抗した戦いとなったものの、スコアレスで迎えた後半、若き日本代表ストライカーがいきなり結果を出す。

63分、セットプレーの流れから10番のシュトッペルカンプが強烈なシュート。これはGKギーファーに防がれたが、こぼれ球に大迫がすばやく反応。

GKの目先からボールを奪うと、難しい体勢から体をひねりながら左足でゴール。相手選手のカバーを考えて少し上を狙っており、動き出しの速さを含め点取り屋らしいセンスをさっそくドイツのサッカーファンに見せつけた。

試合はその後、70分にハロランの同点弾が決まり結局1-1の引き分けに終わったが、得点力不足に悩まされるチームの“助っ人”がデビュー戦で初ゴール。W杯半年前の移籍を決断した大迫にとって、新天地で素晴らしいスタートとなった。

順位を一つ下げた9位の1860ミュンヘンは次節、14位のインゴルシュタットとアウェイで対戦する。

【試合のハイライト】

【この試合での大迫のボールタッチ集】


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