3月5日に行われるニュージーランドとの親善試合に向けた招集メンバー発表が近づくなか、22日、ドイツとイングランドで日本代表選手によるゴールが相次いだ。
まず口火を切ったのは、今年1月に鹿島アントラーズからドイツ2部の1860ミュンヘンへ移籍したFW大迫勇也。公式戦デビューを飾った10日のフォルトゥナ・デュッセルドルフ戦でいきなり初ゴールを決めると、出場3試合目となった3位のパダーボルン戦、0-2から1点を返して迎えた86分、ゴール前でボールを受けた大迫。
後ろから来たボールを見事にコントロールし、2タッチ目でゴール隅へシュート。若き日本代表ストライカーのセンス溢れるゴールで終盤に追いついた1860ミュンヘンが苦しい試合で勝ち点1を手にした。
続いてはイングランドのプレミアリーグ。アウェイでのウェスト・ハム戦に臨んだサウサンプトンにおいて、DF吉田麻也は公式戦7試合連続の先発出場。すると開始早々の8分、スティーヴン・デイヴィスのフリーキックから、記念すべきプレミア初ゴールを記録する。
吉田らしい打点の高いヘディングシュート。しかし試合はその後、3点を奪われたサウサンプトンが1-3の逆転負けを喫している。
最後に、ブンデスリーガの第22節では、ニュルンベルクのMF清武弘嗣がブラウンシュヴァイクを相手に豪快なミドルシュートを決め、今季3点目をあげた。
前半に先制点を奪われ、しかも退場により一人少ない中で決めた値千金の同点弾。
これで勢いに乗ったニュルンベルクは1分後、さらにトマーシュ・ペクハルトが決めて逆転。そのまま2-1で勝利を収め、リーグ再開後の5試合で4つ目の白星を獲得(唯一敗れたのはバイエルン戦)。暫定ながら順位を12位へと上げている。