一般的に、サッカー選手の寿命は短い。
ライアン・ギグスやハビエル・サネッティ、また三浦知良のように40代まで第一線でプレーできるのはほんの一握りで、ほとんどの選手がデビューから10年以内に現役生活を終える。
華やかに見えるプロフットボーラーの世界も、咲き誇ることのできる期間は限られているのである。
そんな短い選手生活とは対照的に、生涯通して熱くなれるのがサポーターであろう。どのスタジアムにもご高齢の名物サポーターがいるように、サポーターに“引退"はない。
そんな永遠の愛を誓ったサポーターが、マンチェスターにもいた。
今回のお話の主人公は、セリア・ホドキンさん。
日本では関東大震災が発生した翌1924年生まれの女性で、生まれてこのかた82年間もマンチェスター・シティを応援する最高齢のサポーターである。