レアル・マドリーはこの夏の移籍市場でファビオ・コエントラォンを放出し、サウサンプトンの若きイングランド代表DFルーク・ショウ、あるいはベンフィカのブラジル人サイドバック、ギリェルメ・シケイラのどちらかの獲得を目指しているようだ。
『Marca』のレポートによると、マドリーは既に昨年の夏にシケイラとの契約手続きを進めており、27歳のサイドバックはコエントラォンがマンチェスター・ユナイテッドへ移籍した後にその後釜としてサンティアゴ・ベルナベウでプレーする予定だった。だが、コエントラォンの交渉が破綻し、結局シケイラは所属するグラナダから1シーズンのローンでベンフィカへ移籍している。
とはいえ、シケイラはスタメン起用が保証されるほどビッグネームでは無いため、マドリーがマルセロの控えに理想的であるとして今シーズンの終わりまでに彼との契約に再び動き出すことも十分に考えられる。
また、ショウは18歳という若さで、まだ将来性が不透明ながら3600万ユーロ(約50億円)という高額の移籍金であるため、どちらかというと移籍の可能性は低いようだ。チェルシーとマンチェスター・ユナイテッドもサウサンプトンでの彼の状況を移籍も視野に入れ観察している。マドリーがこの獲得争いのなかで成功する可能性は低いだろう。
もしショウが加入することになれば、マドリーのなかでサウサンプトンのユース出身者は2人目。もう1人は昨年、大金を投じて獲得したギャレス・ベイルである。彼らは代理人も同じで、ベイルも左サイドバックでキャリアをスタートし、徐々にそのポジションを上げていった。