バルセロナがチェルシー所属の4選手の獲得を目指していると報じられている。

補強禁止処分が一時的に見送られているバルセロナ。今季は無冠に終わる可能性があり、この夏のマーケットでは大きな改革に着手するのではないかといわれている。その候補リストの中にチェルシーの4名が含まれているようだ。

まずはチェルシーからアトレティコ・マドリーへローン移籍中のティボー・クルトワだ。バルセロナは既にボルシアMGのマーク=アンドレ・テア・シュテーゲンの獲得を決めていると言われてきたが、欧州の複数のメディアが「クルトワがバルセロナ移籍を志願」とも報じており、移籍報道が加熱している。

バルセロナは今季限りで退団が決定的なビクトル・バルデスの後継者を探しており、アトレティコ・マドリーで実績を積んだクルトワは充分な存在である。チェルシーは31歳のチェコ代表、ペトル・チェフが健在の状況。引く手あまたの存在だけに、チェルシーが相応の移籍金によって売却する方向へ舵を切ってもおかしくない。

今季のチェルシーにおいて欠かせない存在であったエデン・アザールにもカタルーニャ行きの噂がある。ベルギー代表のアザールはファイナルサードで効果的な活躍を示す選手だが、モウリーニョと戦術面で衝突。退団もあり得ると盛んに報じられており、バイエルンやPSGが獲得を狙っているという噂が巻き起こっている。バルセロナもアザールに興味を抱くクラブの1つであり、リオネル・メッシ、ネイマールに次ぐ選手として迎えたいと考えているようだ。

また、ブラジル代表のワールドカップメンバーに選ばれたラミレスもバルセロナのターゲットの1人。バルセロナは2000万ポンドの移籍金で獲得を狙っているようだが、ラミレスは今季41試合に先発しており、モウリーニョから非常に重宝されている。この金額でチェルシーが首を縦に振ることはないと考えられてる。

そして、最後はたびたび移籍の噂が報じられてきたダヴィド・ルイスだ。モウリーニョはルイスを高値で売却したいと考えており、カルレス・プジョルの後継者を探しているバルセロナとしては26歳のルイスが非常に魅力的な存在であることは言うまでもないだろう。

4選手揃ってバルセロナへ移籍、ということは非常に考えづらい。しかし、誰かが移籍してもおかしくない状況であることは確かだろう。

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