パルマのアタッカー、アントニオ・カッサーノはこれまでワールドカップに縁が無いプレーヤーであったが、昨夜発表されたイタリア代表候補メンバーの30名に選出され、いよいよ4年に一度の祭典に登場する可能性が高まっている。

今季のカッサーノは調子がよく、ロベルト・ドナドーニ監督はローマのフランチェスコ・トッティのようなゼロトップで起用。セリエAでは32試合に出場して12ゴール。EL出場権を争うチームを牽引する活躍を見せている。

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31歳になったカッサーノはイタリア屈指のテクニシャンとして若い頃から高く評価されてきたが、言動や立ちふるまいによって自らのキャリアを幾度と無く台無しにしてきた。代表ではEURO2004、2008、2012と3大会連続でEUROには出場しているが、その間のワールドカップには縁遠く、本人も「ワールドカップには縁がない選手」と語っていた。

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しかし、今回30人のリストに入ったことで本大会行きはかなり濃厚であると捉えることが可能だ。「チームの和を乱す存在」と言われてしまうことが多かっただけに、23人に絞る段階で外すよりは最初の30人のリストに入れない方がベターな選択肢。リストに入ったということは余程の事がない限り、23人に残ると考えることができる。

「ファンタジスタ」と呼ばれる魅力的なプレーをする選手が現れなくなって久しいが、是非ともメンバー入りして大舞台で輝くカッサーノを見たいものだ。

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