5月14日、『朝鮮日報』は「元韓国代表MFパク・チソンが、現役を引退することを表明した」と報じた。

パク・チソンは1981年生まれの33歳。日本の京都パープルサンガでプロデビューを果たし、日韓ワールドカップでの活躍から欧州にステップアップ。PSVアイントホーフェン、マンチェスター・ユナイテッド、QPRに所属し、アジア指折りの選手として名を馳せた。

しかし近年は膝の状態が思わしくなく、代表チームからも引退。ホン・ミョンボ氏からは復帰を要請されたもののそれを固辞し、今季限りでの現役引退を決断した。

かつては国内復帰の噂も取り沙汰されたことがあったものの、母国のリーグでは一度もプレーすることなく選手生活を終えることになった。


『朝鮮日報』

パク・チソン

「この場にいらっしゃった方々は、僕が引退することはもう分かっているだろうから。公式に引退を伝えたい、という会見だよ。もう一つは、結婚の話。結婚のためだけの会見を開くことはないよ。

これまでいろいろな話はあったが、2月には決断していた。もうサッカーは出来ない。膝がもう耐えられないようなんだ。チームに戻っても活躍は出来ない。だから引退を決心した。

特に後悔することはない。寂しいとか、涙が流れることもない。泣くかな、と思っていたが、やはりそうではなかったよ。それだけ、サッカー選手への未練はもう無いんだ。たくさん楽しんだし、求めていた以上のものを得ることが出来たからだ。

良い選手生活が出来たことを心から感謝したい。サッカー選手としてのパク・チソンの人生はここで終わりとなるが、今後は多くの方に受けた愛をどのようにお返ししていくか。さらに努力していきたい」


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