レヴァークーゼンのMF、エムレ・ジャンのプレミアリーグ行きが近づいているようだ。『Bild』によれば、リヴァプールはレヴァークーゼンとジャンの獲得について合意したとのこと。移籍金は1200万ユーロとのことだが、公式発表されてはいない。

20歳のジャンはバイエルンのユース出身。攻守両面で抜群の存在感をこなす選手。センターポジションであればトップ下からセンターバックまでこなした経験があり、いま欧州で最も輝かしい才能を持った若手選手の1人だ。トルコにルーツを持っているが、年代別のドイツ代表を経験してきた。仮にジャンが加入することとなれば、ジョーダン・ヘンダーソン、ジョー・アレン、そしてルーカス・レイヴァらとポジションを争う事となるだろう。

リヴァプールは若手を獲得するというポリシーがあり、ジャンの代理人はヌリ・シャヒンやサメド・イェシルの移籍で関係した事から非常に良好な関係にある。ジャンは昨年の夏にバイエルンからレヴァークーゼンに完全移籍したばかりだが、今季は全39試合に出場。レヴァークーゼンのチャンピオンズリーグ出場権(4位のため予備戦)獲得に大きく貢献した。

なお、彼のルーツがトルコということで現地でもトルコ語読みに近い「ジャン」やドイツ語読みに近い「カン」などの発音パターンが存在するが、本人は自分のことを「ジャン」と呼んでいる。

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