5月20日、『Supersport』は「オーストラリアとニュージーランドとの親善試合を開催する予定の南アフリカ代表は、招集した選手の半数以上が辞退する事態に見舞われた」と報じた。
来月行われるワールドカップへの出場権は逃している南アフリカ代表であるが、今夏(現地は冬だが)国内リーグ、及び欧州のリーグのオフシーズンに合わせて26日にニュージーランド、30日にオーストラリアとの親善試合を戦うことになっていた。
しかし、代表監督を務めているゴードン・イジェサンド氏は4月8日に18名の招集メンバーを発表してクラブに通達を送っていたものの、試合の日が近づくたびに辞退者が続出。最終的には半数以上が帯同せず、急遽多くの選手を代理で呼び出すことになったという。
辞退した選手は、イトゥメレング・クーン(カイザー・チーフス)、カギソ・ディクガコイ(クリスタル・パレス/ENG)、バーナード・パーカー(カイザー・チーフス)、シフィウェ・シャバララ(カイザー・チーフス)、ピーター・マシレラ(カイザー・チーフス)、シヤンダ・ズル(ロストフ/RUS)、アンディル・ジャリ(オーステンデ/BEL)、そしてジャリの代わりに招集したシヴシソ・ヴィラカジ(ビドヴェスト・ウィッツ)。また、オーパ・マニーサ(オーランド・パイレーツ)、タボ・マトラバ(オーランド・パイレーツ)が現在怪我を理由に辞退を申請。
その代わりとしてセンゾ・メイワ、タチ・モケケ、エリック・マトホ、テコ・モディセ、チュソ・ファラ、フロムフォ・ケカナ、カーミット・エラスムスが招集されたものの、ギリギリでの呼び出しとあってすでにバカンスに出発している者もおり、ビザや関係書類の調整なども含めて時間がかかり、渡航日程を遅らせている状況にある。
ゴードン・イジェサンド 南アフリカ代表監督
「これは我々にとって悪い出来事だ。選手たちは人間であり、長いシーズンを戦った後に休暇をとる必要がある。これだけ遅くなると招集はいつも難しくなる。カーミット・エラスムスとはまだ連絡が取れていない。もうバカンスに出発しているとすれば、それを尊重しなければならない。
辞退した選手のリストを見ると、そのうちほとんどがスタメンで使う者たちだ。2日しか準備期間がない状況でこれでは、非常に困難だ」