先日、ゼップ・ブラッター氏が自身5度目となるFIFA会長選への出馬に意欲を見せた。
Congratulations to
@DBUfodbold on its 125th anniversary. A founding member of FIFA in 1904 w/ impressive achievements pic.twitter.com/OI80pHwuK8
— Joseph S Blatter (@SeppBlatter)
2014, 5月 16
足かけ16年間、FIFA会長職の座を守り続けてきたブラッター氏。来年5月に待ち構えるFIFA会長選を前に出馬の可能性を仄めかしたが、その対抗馬として噂されているのが、ヨーロッパのボス、ミシェル・プラティニUEFA会長である。
FIFAとUEFAの権力闘争は今に始まったことではなく、1998年には前UEFA会長レナート・ヨハンソン氏が、ジョアン・アヴェランジェ氏のポストをめぐる会長選に出馬。結果は現職のブラッター氏に敗れ会長職に就くことはできなかったが、FIFAとUEFAという二大組織の覇権争いの激化はこれからも続くことだろう。
そんな二大勢力からの出馬が予想される次期FIFA会長選を前に、サッカー界の“キング”が黙っていなかった。
かつてマンチェスター・ユナイテッドで活躍したエリック・カントナの意見を聞いてみよう。
エリック・カントナ
「こんなのはもはや政治だ。かつてプラティニは偉大な選手であったし、今なおサッカー界で偉大な男だが、今日では政治家のようだ。
その一方で、FIFAが政治家ばかりで組織される中、会長選に元プロ選手が選出されれば素晴らしいことだ。伝染病かコレラ(ブラッターとプラティニのこと)から1人を選ばなければならないとなれば、医者に診てもらった方がいいね。
プラティニはFIFAの会長になりたがっていて、ブラッターは現職の維持を望んでいる。ブラッターは先日、『2022年に予定されているカタールW杯が間違った選択であったことは事実だが、それはプラティニのアイディアだった』と話していたね」