2013-14シーズンは7位に終わり、欧州への切符を手にすることができなかったミラン。
多くの日本のサッカーファンにとっては、年明けから加入した本田圭佑のいまひとつ煮え切らないプレーぶりが印象に残ったシーズンだが、本田と同様1月に加入し、ミラニスタのハートを掴んだ選手の一人がアデル・ターラブである。
Did you like Adel Taarabt's dribbling skills tonight?
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— AC Milan (@acmilan)
2014, 4月 13
25歳のモロッコ代表MFが持つ魔法のようなテクニックはイングランド時代から知られており、2010-11シーズンにはリーグMVPに選出される活躍でQPRのプレミアリーグ昇格に貢献。「このリーグにターラブを止められる選手は存在しない」と言わしめた。
イタリアでのプレーを見ても分かる通り、決して効率の良いプレースタイルとは言えず、それが大成を妨げてきた感は否めない。ただ今回のミランのように、個での打開を求められるチームでは・・・百聞は一見に如かず、2013-14シーズンのミランでのプレーを振り返ってみたい。
ミランにもロビーニョ、エル・シャラウィといった素晴らしいドリブルを持つ選手がいるが、ターラブはその変態的なスキルに加え、発達した臀部にも表れている通り下半身の強さが特徴。ミドルレンジからの決定力もあり、ボールを持たれてしまうと相手にとって非常に厄介な選手だ。
ターラブが所属するQPRは先日、プレミアリーグ復帰が決定。ミランは今季の活躍を受けてターラブのローン延長を望んでおり、QPRのフロント、そしてトッテナム時代からターラブを指導しているハリー・レドナップ監督の判断が注目される。
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