6月2日、『Skysports』は「ウェールズ代表監督を務めるクリス・コールマン氏は、マンチェスター・ユナイテッドに“監督は魔術師じゃない”と警告した」と報じた。
かつて稲本潤一選手が所属していた時代のフラム、コヴェントリー・シティなどで指揮を執ったことで知られているクリス・コールマン氏。2012年からはウェールズ代表を率いており、水曜日にはオランダ代表との親善試合を戦う。
対戦相手のルイス・ファン・ハール監督が来季マンチェスター・ユナイテッドの指揮官となることについて質問を受けたコールマン氏は、このように答えたという。
クリス・コールマン ウェールズ代表監督
「一体何が起こるか楽しみだね。もしマンチェスター・ユナイテッドが来季も無冠に終わったら、どうなるだろう? その可能性はあるよ。
彼らは勝利に慣れている。そして、昨季はそうならなかった。私は、デイヴィッド・モイーズにとって1、2年のシーズンは難しくなると思っていたし、わずか10ヶ月で解任されたことについては監督仲間として失望した。
来季私は何が起こるか楽しみにしている。ルイス・ファンハールは質の高い監督だが、もしマンチェスター・ユナイテッドが何も勝ち取れなかったら、我々は一体なんと言うのか?
監督は誰しもマジシャンではない。時に即時的な反応をして、いい方向に向かうこともあるが、そうならない時もある。もし時間が与えられれば、自分の方針で構築することに挑戦できる。
それはデイヴィッド・モイーズがやろうとしていたことだ。彼はイギリス人の監督なので、とても残念だった。
リヴァプールのブレンダン・ロジャーズのように上手くやってくれることを期待していたんだ。彼は1シーズンを与えられ、そして次で正しいものを手にした」