今月15日、日本代表が初戦で相まみえるのはアフリカのコートジボワール代表。

ディディエ・ドログバやヤヤ・トゥレなど世界的スター選手擁するチームだが、彼らの実態はあまり知られていないのが現状である。

W杯の初戦がどれだけ大きな意味を持つかは、日本代表のサポーターであれば誰しもが共有している。そうであれば、彼らについて知っておくことはきわめて大きな意味があるだろう。

今回は、世界のサッカーを網羅するQoly編集部が、5つの観点からコートジボワールの正体を暴き出す。

ぶっちゃけコートジボワールは強いのだろうか?


Q1. どんなチーム?

愛称は『エレファンツ』。

国内の名門アカデミーが排出した『黄金世代』が中心となり、アフリカ屈指の個人能力を備えたチーム。黒人選手のイメージにある高さ、強さのみならず、ボール扱いやパス回しにも重点が置かれた育成が行われているのが特徴。そのため、アフリカでは最も様々な状況に対応できる力を持っているチームである。

フィジカル、パワー、テクニックなど、これが欠点であるといえる部分が見当たらない。長い大会では時に全く狙いのないゆったりしたスタートを見せることがあるが、それも自らの力に対する自信ゆえだろう。

Q2. ストロングポイントは?

アフリカらしさとアフリカらしくなさを同居させたところに強みがある。フィジカルとスピードに長けながらも、それだけに頼ったパワーサッカーにはならず、後方からパスを繋いで攻めることも、守りに入って相手を引き出し反撃を狙うことも出来る。

前線の能力は非常に高い。ドログバの高さと強さは36歳になった今でもトップレベルを維持しており、その周りの3人は今年絶好調だ。ヤヤ・トゥレはイングランドでMFながら20得点を決め、サロモン・カルーはリールで、ジェルヴィーニョはローマで大活躍。この4人だけで今シーズン54ゴールを決めているのだ。その数字だけでも大変な脅威であることが分かる。