6月24日、『A Bola』は「クレルモン・フットの監督を辞任することが決まったエレナ・コスタは、声明を通じてクラブの姿勢を批判した」と報じた。
先月欧州男子プロサッカー界で初の女性監督の誕生として話題となったエレナ・コスタであるが、先日クレルモン・フットが「個人的な理由により」辞任することになったと発表した。
しかしエレナ・コスタは声明を通じて理由はすべてクレルモン側の姿勢にあると発表。選手の獲得やディレクターとのコミュニケーションのほか、親善試合の予定をメール一通のみでしか知らされなかったことなど、監督としての信頼が欠如していたと話している。
エレナ・コスタ
「私が辞任した理由は、複数の我慢が強いられるような出来事に起因している。それは全く尊敬を欠いているものであり、アマチュアリズムの象徴だった。
スポーツディレクターは私の合意なしに選手と契約しようとした。私がチームをマネージメントしているにも関わらず。
プロのクラブであるならば、それは承諾しがたいものだ。マネージャーが、クラブの秘書からすでにいる選手とメディカルチェックを通過した選手のリストを読み上げられて初めて知ることになるというのは。
さらにアマチュアな事項があった。スポーツディレクターが私の電子メールに一切の返答をしなかったということだ。シーズンが始まる5日前、私はあらかじめメッセージを送った。そこで得られた返事は、クラブの秘書から来たただ一つだけだった。そしてメールで私はスポーツディレクターに苦情を送った。
そして彼はこのように答えた。『あなたのメールは私をウンザリさせる。私はあなたの部下ではないんだ』と。
それは親善試合の予定についても同じだった。それが設定されたということを、私はメール一通のみで知らされた。敬意を欠いた通知によって、テクニカルスタッフとのミーティングも取り消された。
これらの状況のすべてを報告するため、私は会長に連絡を取った。会合でこれらの処理の欠点を明らかにしたいと。
私はオリヴィエ・シャヴァノン(上記のスポーツディレクター)に関する問題を会長に伝えた。この人は信頼に値しないと。もし彼が残るのならば私は辞めると伝えた。そして、会長は私を止めることはしなかった。
記者会見での会長の発言を見て、自分が報告したものと一致していないと感じた。クラブの誰もが知っている状況に起因しているのに」