6月30日、『Gazzetta dello Sport』は「オフシーズンに帰郷し軍に入隊していたと言われたイラク代表DFアリ・アドナン・カディムは、無事クラブに戻りメディカルチェックを受けている」と報じた。

アリ・アドナン・カディム・ナースル。アル・タミーミ、通称”アリ・アドナン”は1993年生まれの20歳。各年代のイラク代表に名を連ねてきた期待の左サイドバックで、2012年にはAFC U-19選手権で日本とも対戦、昨年にはU-20ワールドカップで4位という結果を残している。

同時に若くしてフル代表でも今回のワールドカップ予選途中から中心選手となり、レギュラーとして活躍。昨夏トルコ1部のリゼスポルと契約を果たし、欧州に進出していた。

イラクでは現在イスラム過激派組織と暫定政府軍による紛争が行われており、激しい戦闘が続いている。アリ・アドナンは今夏のオフに帰郷したあとイラク軍の軍服を着ている写真が出回っており、代理人は士気を高めるための活動であり軍事行動には関与していないと話していたものの、もちろん彼の状態は心配されていた。

しかし6月29日、アリ・アドナンは無事トルコに戻ることに成功し、リゼスポルのメディカルチェックを受診。健康状態にも問題なく、今シーズンもサッカー選手としてプレーできることが確認された。

なお、アリ・アドナンにはイタリア・セリエAのローマ、リーガ・エスパニョーラのグラナダなどが興味を示していると言われている。