7月14日、『Cadena COPE』は「リーガ・エスパニョーラのバレンシアは、ベンフィカからポルトガル代表MFアンドレ・ゴメス、元スペインU-23代表FWロドリゴの獲得に近づいている」と報じた。
両者は既にバレンシアに合流しており、詳細については下で書くが保有権もベンフィカが所有していないため、移籍はほぼ決定事項と考えて問題ないだろう。
アンドレ・フィリペ・タヴァレス・ゴメス、通称”アンドレ・ゴメス”は1993年生まれの20歳。ポルト、ボアヴィスタ、ベンフィカの下部組織で育った選手で、2012年にトップチームに昇格。188㎝という体格を持ちながらも高い技術を持ち、ゲームコントロールに長けているセンターハーフとして知られる。
ロドリゴ・モレノ・マシャド、通称”ロドリゴ”は1991年生まれの23歳。ブラジル生まれであるが若くしてスペインに移住し、セルタとレアル・マドリーの下部組織で育成された左利きのストライカー。2010年にベンフィカに加入し、毎年コンスタントに得点を重ねている。
体格や身体能力はそれほどないものの、加速力と高いシュートテクニックを武器としている。ちなみに、ラファ・アルカンタラ(ラフィーニャ)とチアゴ・アルカンタラの兄弟は彼の従兄弟にあたると『MARCA』が報じていたことがある。
この両名は今年1月31日にメリトン・キャピタル・リミテッドという投資会社に保有権が売却されており、アンドレ・ゴメスについては1500万ユーロ(およそ21億円)、ロドリゴについては3000万ユーロ(およそ42億円)+次の移籍によって生じる違約金の25%という条件でベンフィカは既に現金化している。
そして、この投資会社メリトン・キャピタル・リミテッドのオーナーが、バレンシアの新オーナーでもあるピーター・リム氏……という、一種あからさまな繋がりとなるわけである。