リオネル・メッシにとってのブラジルW杯は、失意の結果に終わった。

アルゼンチンの英雄、ディエゴ・マラドーナと比較され始めはや10年弱。マラドーナの偉業に追いつくべくドイツとの決勝戦に挑んだメッシだったが、結果はすでにご存知の通りだ。メッシは今大会、MVPにあたるゴールデンボール賞を獲得した。しかし、やはり代表での活躍はクラブでのレベルになく、期待された以上の結果を残すことはできなかった。

そんなメッシだが、それでも随所でその実力を見せたのは事実。大会期間中には4得点をあげゴールランキングでも3位タイとなったが、今大会ではとある記録を樹立していたそうだ。

それは何か?『Opta』によれば、ペナルティエリア外からのゴール数だという。

メッシが決めた4得点のうち実に3得点がペナルティエリア外からのもので、これは1大会における最多タイの記録だそうだ。

この記録によると、4年前の大会MVPでセレッソ大阪に所属するディエゴ・フォルランもペナルティエリア外から3得点を記録している。確かに思い返してみれば、南アフリカ大会のフォルランは長距離砲が多かった。

他には1990年大会のローター・マテウス、1978年大会のジルセウ、1974年大会のリベリーノなど錚々たる顔ぶれが揃っており、偉大な記録保持者に肩を並べた形だ。

ちなみに、今大会でW杯における通算最多得点記録を更新したドイツ代表FWミロスラフ・クローゼの、これまで全16得点の得点した位置は以下の通り。

これはこれでものすごい。

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