7月19日、『L'Equipe』は「コートジボワール代表DFセルジュ・オーリエアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアの獲得に向かっているパリ・サンジェルマンの交渉が停滞している」と報じた。

先日報じられた通り、FFP(ファイナンシャル・フェアプレー)制度に違反したため、パリ・サンジェルマンには今夏移籍金支出の総額制限が科せられている。しかも、今夏は既にチェルシーからブラジル代表DFダヴィド・ルイスを獲得しており、その大半を費やした状態にある。

現在PSGは上記の2名の獲得に向かっており、特にセルジュ・オーリエについてはほぼすべての条件で合意に至ったと報じられている。

移籍金は800万ユーロ(およそ11億円)で、昨季貸し出していたフランス代表MFクレモン・シャントームを譲渡するという内容であるが、これを実行に移すためには何かしらの資金調達が必要で、交渉が最後で止まっているという。

これについてはリヨンにフランス代表DFクリストフ・ジャレを売却する手続きが済めば可能になる見込みであるが、アルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアについてはかなり難しい状況。

移籍金についてはパリ・サンジェルマンは5000万ユーロ(およそ69億円)付近での獲得を目論んでいるとのことだが、レアル・マドリーのアンチェロッティ監督がディ・マリアの放出を強硬に反対しているほか、仮にそれで合意に至ったとしてどのように”使える”資金の枠を調達するのか、というハードルが立ちはだかる。

特に今夏は売却についてはまだ現実的な話がないだけに、パリ・サンジェルマンがどのように動くのかは注目される。

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