7月26日、『Skysports』は「アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督は、昨年アーロン・ラムジーがブレイクを果たしたのは変化をしなければいけないことに気づいたからだ、と話した」と報じた。
昨年前半戦で好調を見せたアーセナルの中でも、最も活躍したといえる選手がアーロン・ラムジー。一昨年はファンから批判を受ける状態にあったものの、昨季は23試合で10ゴールを獲得。長期の離脱さえなければ更なる結果を残しただろうと思える内容であった。
この急成長について、クラブの監督を務めているヴェンゲル監督はニューヨークで行われたビジネス・ブレックファーストで以下のように話したという。
アーセン・ヴェンゲル アーセナル監督
「私はアーロンと会談し、彼に言った。『私は、人々が君を嫌っているとは思わない。しかし、彼らは今のところ君の試合が好きではないんだ』と。変わるか、変わらないかは彼の手に委ねた。
戻ってきたとき、彼はよりシンプルなプレーをしなければならなかった。人生というものは、不運な出来事に遭遇した場合、常に基本に立ち返る必要があるんだ。
フットボールでは、徐々に自信を取り戻さなくてはならない。それから、再び自然にプレーできるようになる。信頼を獲得するためには、基本に立ち返らなくては。アーロンはそれを受け入れ実行した。そして信頼を取り戻した。皆、まるで彼が違う選手のように見えただろう。
彼は知的だ。会談を終えた時、彼は必ず戻ってくると分かっていた。アーロンは私の話を聞き、そしてプレーを変えなければならないことを理解した。だから、彼は復活したんだ」