ルイス・ファン・ハール新監督を招き、現在プレシーズンマッチをアメリカで行うマンチェスター・ユナイテッド。
Darren Fletcher on @AnderHerrera8: "I think he's going to be a key player for #mufc." http://t.co/Xp8QmmUnMe pic.twitter.com/rBmCdnk4dO
— Manchester United (@ManUtd) 2014, 8月 1
昨シーズン、サー・アレックス・ファーガソン監督の退任にともない、新たな時代はデイヴィッド・モイーズに託された。しかし、"The Chosen One"が辿った末路はファンにとっては受け入れにくいものだった。リーグ戦を7位で終え、UEFAコンペティションへの出場権すら逃すという悲惨な結果となった。
そんなユナイテッドに手を差し伸べたのは、スポーツブランドのAdidasである。
Adidasはユナイテッドと10年間で総額7億500万ポンド(およそ1300億円)というユニフォームサプライヤー契約を発表し、大きな衝撃を与えた。この金額は史上最高額クラスのもので、1年あたりの契約料(およそ130億円)では、アーセナルがこのほどPUMAと結んだ契約をはるかに凌駕するものとして紹介されている。
しかし、そんなビッグディールにはある条項が含まれていたようだ。
英国『Mirror』によれば、もしユナイテッドが今シーズン5位以下でリーグ戦を終え、UCLの出場権を逃すことになれば、その契約金の30%が破棄されることになるという。
7500万ポンドの30%とは2250万ポンド(およそ38億9000万円)に相当し、UCLへの出場権を逃せば逃すほど、毎シーズンこれだけの額が契約料から天引きされることになるそうだ。
苦悩のシーズンを送りながらも規格外のサプライヤー契約を結んだユナイテッドにとって、Adidasの存在は救世主とさえ言えるものだった。潤沢な軍資金を得るためにも、ユナイテッドは今シーズンなんとしても4位以上でプレミアリーグを終える必要がある。