一般的に、サッカー監督は"manager"と呼ばれる。

そこには戦術的な長であるという意味合いだけではなく、チーム全般のマネジメントを司るという意味合いが含まれている。ピッチ外にも目を配り、選手たちのあらゆる行動を管理。監督に求められるスキルは、そういったことなのだろう。

英国『Telegraph』によれば、マンチェスター・ユナイテッドの新指揮官であるルイス・ファンハール監督も選手の一挙手一投足に注視するタイプだという。しかし、その監視具合が半端じゃなかった!

記事の中から、ユナイテッドDFジョニー・エヴァンスのコメントをご紹介しよう。

ジョニー・エヴァンズ(マンチェスター・ユナイテッド)

「今、トレーニンググラウンドでは細かくなっていると思うよ。

チームはそのことに何千ポンドも費やしており、チームメイトの何人かはピッチの周りにHD(高精細)のカメラを見たんだ。監督がピッチ上で私たちを確認できるように、我々にはこのカメラシステムがある。

カメラを使用しておるチームは多いと思うけれど、我々は本当に細部まで見ているよ」

ファン・ハール監督といえば様々な戦術を用いて勝利を導く戦略家として知られているが、その緻密さは選手把握の部分でも揺らぐことはないらしい。

『Independent』ではそのカメラ設置にかかった費用を50万ポンド(およそ8600万円)としており、ファン・ハール監督の執着ぶりが窺える。まさに“ビッグ・ブラザー”、「監視社会」とはこのことだ。

ユナイテッドの監督に就任して以降、練習方法や食事について新たな規律を作ったと言われているファン・ハール監督。エヴァンズは『Telegraph』の中で、監視の対象が「選手が着るものから食事を摂る時間にいたるまで」と述べており、その徹底ぶりはどうやら真実でありそうだ。

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