現地時間14日、ルイス・スアレスのいわゆる“噛み付き騒動”に関する判決がCAS(スポーツ仲裁裁判所)から下り、バルセロナ側の告訴が棄却された。

4ヵ月間の選手活動停止処分を不服としたバルセロナの訴えは叶わなかった。これによりスアレスは10月末までの公式戦出場停止処分が正式に決定している。

しかし、今回の判決では処分が軽減された部分もある。

公式戦への出場が許されないスアレスだが、バルセロナでの練習自体は参加が可能になったのだ。バルセロナによれば、スアレスは早ければ現地時間15日にもトレーニングに帯同するようで、19日に行われるレオンとのジョアン・ガンペール杯(非公式戦)にも出場する可能性があるという。

そして、その軽減措置は代表戦にも及んでいた。

スアレスには4ヶ月間の選手活動禁止処分の他に、代表戦における公式戦で9試合出場停止という処分も与えられていたが(1試合はW杯で消化)、親善試合への出場は認められるという。これにより、スアレスは今年9月に予定されている日本代表および韓国代表とのテストマッチにも招集される可能性が出てきた

しかし、それでもスアレスの公式戦デビューは最速で2015年6〜7月に予定されているコパ・アメリカの決勝戦である。ウルグアイ代表はこの大舞台のほとんどをスアレスを欠いた状態で臨むため、選手をテストする貴重な機会である親善試合にスアレスを招集するかは監督の判断に委ねられそうである。

日本代表にとってもW杯初となる代表戦、キリンチャレンジカップ日本対ウルグアイは札幌ドームで日本時間9月5日(金)午後7時25分キックオフ予定。

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