久保裕也(ヤングボーイズ)、柿谷曜一朗(バーゼル)の日本人選手2人も参戦中のスイス1部リーグ。

リーグ全体としてのレベルは高いとは決して言えないが、こんなスゴいゴールも生まれている。アーラウのスウェーデン人MFドゥシャン・ジュリッチがルツェルン戦でお見舞いした一撃がこちら。

ピッチ中央付近で反転しながらボールを受けたジュリッチは相手DFの寄せがなくなった瞬間、GKの位置を見定めてすぐさまシュート。ボールは美しいカーブを描いてゴールへと吸い込まれた。ゴールへの意識と技術力があわさったファインゴールであった。(試合は1-1の引き分けで終了)

スウェーデン代表経験も持つジュリッチは1984年生まれの29歳。FCチューリッヒで名を上げた後にリーグアンのヴァランシエンヌへと移籍するも出場機会を得られずに今季スイスへと復帰していた。ドリブルスキルに長けた攻撃的なタイプながら、スタミナや献身性も持ち合わせる選手である。

そのジュリッチは膝の故障に中足骨の骨折などもあって10日前にようやくフルのトレーニングをこなせるようになったばかりだそうで、この試合が今季初出場でもあった。本人は「90分プレーできるにはもうちょっと(時間が)必要」と語ったそうだが、地元紙ではジュリッチのよりマジカルなプレーを見るためにファンたちはもうすでに準備をしていると伝えている。

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