今週、スイスのニヨンにあるUEFA本部でUEFA主催コンペティションに参加する監督が一同に会するコーチングミーテジングが行われた。欧州サッカーのトップオブトッブが集結したこのミーティングでは、ある議題がテーマになったそうだ。
UEFA President Michel Platini and UEFA staff members have paid tribute to
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— UEFA.com (@UEFAcom)
2014, 5月 30
英国『Guardian』は、UEFAは主催コンペティションにおける「アウェイゴール制度」を変更するかもしれない、と伝えた。
アウェイゴール方式とは主にUEFA主催コンペティションで採用されているシステムだ。1965-66シーズン以来およそ50年間にわたり導入されている。ルール内容は、ホーム&アウェイの2試合で行われるトーナメント戦では、仮に2戦合計のスコアが同じだった場合、アウェイでのゴールをより奪っているチームが勝利するというものだ。
このルールによりアウェイでの戦いが慎重になり、今日ではその戦い方がより戦略的になっている。わずか1点でもめまぐるしく突破の条件が変わるため、幾多の名勝負を生み出してきた。日本のファンにとっても、このルールを肯定的に受け止めている人は決して少なくない。
今回の報道は、現在UEFAのコーチングアンバサダーを務めるアレックス・ファーガソン氏が明らかにしたものであり、非生産的で非必要で、不公平だという意見が出たそうだ。ファーガソンは会合の様子を以下のように語っている。
サー・アレックス・ファーガソン(UEFAコーチングアンバサダー)
「我々は今回、アウェイゴール方式がどんな重要性を持っているかについて少し討論した。
かつてほど重要だと思わない人も中にはいるようだね。試合で攻撃面が重要視されているということは、より多くのチームがホームを離れてそして勝利しているということだ。
たとえば30年前で言えば、カウンターアタックは2、3人ほどの選手で行われていた。だけど今では前線には駆け上がった5、6人のFWで行われる。とても積極的だし素早いパスもある。
その一助となっているのは、芝生の状態だ。今日の芝の状態は素晴らしい。だから、パスで相手DFを崩すことが30年前よりとても簡単になっているんだ。そして、30年前よりカウンターアタックに適した態度が手に入ったのさ。
個人的な見解では、私がまだプレーしていた頃、自分自身によく『ゴールを許すな』と言っていたよ」
なお、この会議では以前Qolyでもお伝えしたUEFAチャンピオンズリーグのポット分けに関するレギュレーション変更についても議論されたという。