独立を問う住民投票が世界的な注目を集めたスコットランド。18日に行われた投票は現地時間の午後10時に締め切られ、即日開票。結果、独立反対派が多数を占め、「イギリス」の分裂は回避されることとなった。
ただ、サッカーファンにとっては今回の一件がやや不思議な感じがするのも事実だろう。サッカーの世界において「イギリス」は、既にイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドという4つの国であり、それぞれが独自のリーグを運営。UEFAのコンペティションにも各リーグのクラブが出場している。
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— Celtic Football Club (@celticfc) 2014, 9月 13
その中でも、イングランド以外で有名なのはやはりスコットランドの2強、セルティックとレンジャーズ。特にセルティックは、1967年に“グランデ・インテル”を破って欧州王者に輝いており、日本でも中村俊輔が2005年から2009年にかけて在籍したことで非常に知名度が高い。現在は宿敵レンジャーズが破産により下部リーグを戦っているため、リーグ3連覇を達成している。
そのセルティックの2014-15新ユニフォーム、アウェイは濃い緑をベースに、スコットランド北部のハイランド地方で発達したタータンチェックを採用。左右非対称のアシンメトリーデザインとなっており、左胸には「ケルト十字」をイメージした黄色のラインがエンブレムを中心に入れられている。
少し分かりづらいが内側に見えるのはクラブのモットー、“A club like no other.”(唯一無二のクラブ)。
サードは、クラブが創設された1888年当時に使用していた白のユニフォームに触発されたデザインで、繋がりの深いアイルランドに由来する三色をバランスよく配置。胸には引き続きアイルランドの酒造メーカー、C&C Groupの別ブランドである「Magners」のロゴが入る。
なお、ホームは昨季モデルを継続使用。“偉大な背番号7”に敬意を払ったデザインの詳細は昨年の紹介記事で。
◆欧州サッカークラブ 2014-15シーズンの新ユニフォームまとめ