かつて中村俊輔や水野晃樹が在籍し、日本でも知名度が高いスコットランドの名門セルティック。

そんなセルティックが将来的にプレミアリーグに参入する可能性をUEFAが認めたと、『Mail Online』が伝えている。

セルティックといえばスコティッシュ・プレミアリーグを代表する強豪で、通算44度のリーグタイトルと36度のカップ王者に輝く名門である。

長年覇権を争ってきたグラスゴー・レンジャーズが経営破たんの末降格して以降、その独走体制はより色濃いものとなり、もはや“国内敵なし”と呼ぶに相応しい快進撃を続けている。

そんなセルティックだが、実は世界最高峰のリーグ、イングランドプレミアリーグへの参入を主張し続けていた。何でもプレミアリーグへの参入はクラブに約3倍の収入をもたらすそうで、一強状態のスコットランドからの越境を夢見ていたんだとか。

記事によると、特定のクラブが越境して他国のリーグに参加できるようにする可能性を、将来的に検討するとUEFAの事務局長ジャンニ・インファンティーノ氏が発言したという。

Mail Online

ジャンニ・インファンティーノ(UEFA事務局長)

「将来的に何が起こるかはわからない。スコットランドでは今、独立に関する議論がある。独立を主張する地域もあれば、イングランドプレミアリーグへの参入を希望してもいるクラブもあるね。

現在試験的に『BeNe League』として、ベルギーとオランダの女子リーグは合同で行われている。導入して1年が経過し、現在2シーズン目に突入している。

利害関係者全て巻き込んだ議論が続いていくだろう。フットボールとは絶え間なく発展していく。私たちはどんな議論にもオープンでいたい」

それでもインファンティーノ氏は、長期的な解決を主張しており、現段階ではあくまで「可能性」程度のものでありそうだ。

セルティックといえば、セルティック・パークという素晴らしいスタジアムを持ち、熱いハートを持つサポーターでも知られている。スタジアムで流れる「You'll Never Walk Alone」は荘厳と言う他なく、もしプレミアリーグに参入することになれば、リヴァプールとの試合でこんなシーンも見られるかもしれない。


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