シチリア島最大の都市パレルモをホームとし、2002年にマウリツィオ・ザンパリーニ氏がクラブを買収してから大きな躍進を遂げたUSチッタ・ディ・パレルモ。
積極的な補強で2000年代はセリエAの上位に食い込むことも珍しくなかったが、近年はザンパリーニ会長も以前ほど意欲的な投資を行っておらず、2013年には18位で降格。先日ジュビロ磐田の指揮官に就任した名波浩監督のヴェネツィア時代の同僚、ジュゼッペ・ヤキーニ現監督のもとで昨季はセリエB優勝を制し、一年でのセリエA復帰を果たしたものの、今季は開幕から3分3敗という苦しいスタートとなっている。
パレルモと言えば世界的に珍しいピンク、そして黒がクラブカラー。
2014-15ホームも伝統のピンクをベースに、襟やサイド部分に黒を配置。エンブレムにも使われているゴールドのラインが力強さを引き立てる。
白のアウェイは、1970年代のユニフォームに触発されたというクラシカルな仕上がり。
一方、ダークグレーのサードはパレルモにしては珍しいモダンデザインで、オレンジのパイピングにエンブレムはモノクロ仕様。前身頃にはクラブの象徴であるワシの透かしが入れられている。
サプライヤーを務めるスペインのJoma(ホマ)は、Pumaに代わって今季からの契約。胸スポンサーは引き続き空白となっている。
◆欧州サッカークラブ 2014-15シーズンの新ユニフォームまとめ