いよいよキックオフの時が迫ってきたAFC U-19選手権のグループステージ最終節。2015年U-20ワールドカップの出場権をかけ、日本代表は日本時間この後18時から宿敵、韓国代表を迎え撃つ。
Two more days till the AFC U-19 Championship in Myanmar. We're excited! Are you?
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— The-AFC.com (@theafcdotcom)
2014, 10月 7
初戦の中国戦、ゲームを優勢に進めながらも1-2と敗れた日本。続くベトナム戦でも試合終了間際に1-1に追いつかれ万事休すかと思われたが、後半ロスタイムに中谷進之介が打点の高いヘディングで勝ち越しゴールを奪い、その後も井手口陽介がダメ押しとなるゴールを決め、なんとか希望を繋げていた。
そして、まもなく迎える最終節で対戦するのが永遠のライバル、韓国である。大会最多の優勝回数を誇る韓国は初戦のベトナム戦を6-0と下すなど前評判が高く、手強い相手として日本の前にそびえ立つことだろう。先日行われたアジア大会の準々決勝でも日本は韓国に敗れており、世代別代表での苦手意識を克服しておきたいところである。
では、そんな一戦を前に、現在の順位と日本代表の突破の条件を確認しておこう。
こちらが、第2節終了時点でのグループCの順位表である。最終節となる試合では韓国が日本と、そして中国がベトナムと対戦し、試合は同時刻にキックオフされる。
4チーム×4グループの計16チームが参加しているこの大会は、各グループの上位2チームが決勝トーナメントへと進出する。現時点で、グループCではベトナムの敗退がすでに決定している。
では、日本代表が勝ち抜くための条件とは一体どのような例が考えられるのだろうか?
それは、日本が韓国に勝利するケースだ。この場合、日本の勝ち点は6になり、もう一方の中国対ベトナム戦の結果に関係なく日本は勝ち抜けを決めることができる。
逆にこの試合で韓国に敗れた際、日本の挑戦はその時点で終了する。現時点で日本は韓国と中国より勝ち点が少ないため、日本が勝ち抜くためには最低でも勝ち点1が必要であるのだ。
そして、日本が韓国とドローで終えた場合も、日本の敗退は決定する。考えうる3つのパターンを見てみよう。
・日本が韓国と引き分け
・中国がベトナムに勝利
⇒日本の敗退が決定
・日本が韓国と引き分け
・中国がベトナムと引き分け
⇒日本の敗退が決定
・日本が韓国と引き分け
・ベトナムが中国に勝利
⇒日本の敗退が決定(※)
本来であれば、日本が韓国が引き分け、ベトナムが中国に勝利した場合、日本とベトナムは勝ち点で並ぶはずなのだが、この大会ではグループステージ全体での勝ち点が並んだ場合、以下のような手順で順位を決めることがレギュレーションで決まっている。
[1] 当該チーム同士の勝ち点
[2] 当該チーム同士の得失点差
[3] 当該チーム同士の総得点
[4] グループステージでの得失点差
[5] グループステージでの総得点
[6] PK戦(当該2チームが最終節で対戦していた場合)
[7] グループステージでのイエローカードおよびレッドカードを数値化し比較(少ない方が勝ち抜け)
[8] 抽選
このルールにより、中国との直接対決の結果が勝ち抜け条件にそのまま反映され、初戦で中国に敗れた日本は敗退ということになるのだ。
要は、「勝利あるのみ」ということだ。勝てば他会場の経過に関係なく勝ち抜けを決めることができ、逆にそれ以外であれば何があっても敗退なのである。過去3大会連続で準々決勝敗退に終わっている歴史に終止符を打たねばならない。今年こそ、チーム一丸となって栄光の「5試合目」に辿り着くことができると信じている。
AFC U-19選手権ミャンマー2014、グループCの第3節日本代表対韓国代表の試合は、日本時間13日(月)午後6時より『スカパー!』602チャンネルで生中継予定。
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