『Cronache di Napoli』は「ディエゴ・マラドーナの弟にあたるウーゴ・マラドーナ氏が、ナポリの買収交渉の進捗状況について明かした」と報じた。
先日から報じられているナポリの買収問題。現在クラブの会長を務めているアウレリオ・デ・ラウレンティス氏は、現在カタールの投資家であるシャイフ・ハマド・ビン・ハリーファ・ビン・アハマド・アル・ターニー氏との間で、株式を売却するための話し合いを行っていると言われている。
また、アル・ターニー氏側にはあのナポリの英雄でもあるディエゴ・マラドーナ氏が助言をしているとのことであり、内情を知るウーゴ・マラドーナ氏は取材に対して以下のように話したという。
ウーゴ・マラドーナ
「ディエゴは、アウレリオ・デ・ラウレンティス氏とシャイフ氏の間でナポリの買収に関する話し合いが行われていることを知っている。
この点で言えば、私はこれらが合意に至ったかどうかは言うことが出来ないが、接触があった事は知っている。もちろん、ナポリはディエゴに意見を求めてきた。しかし、それが全てだ。
ディエゴはナポリのファンだ。彼はナポリのファンが幸せであるかを気にかけている。常にチャンピオンズリーグでプレーし、常に優勝し、勝利のトロフィーを手にすることを望んでいる。
私は詳細の全てを知っているわけではない。知っているのは、アウレリオ・デ・ラウレンティスが当初4億ユーロ(およそ540億円)を要求し、それが強欲すぎると考えられたことだ。最初のカタール側の提示は1億5000万ユーロ(およそ203億円)だった。
デ・ラウレンティスは言い値を2億5000万ユーロ(およそ338億円)に訂正した。そして、オファーは1億9500万ユーロ(およそ263億円)になっている。おそらくまだ大きな違いがあるだろう。しかし、お互いが取引を行いたければ、それは成功に終わるだろう」