10月23日、イタリア・セリエAのインテルは「名誉会長を務めていたマッシモ・モラッティ氏が辞任した」と公式発表した。
マッシモ・モラッティ氏は1995年にインテルの会長に就任し、一度2004年に職を離れているが2006年に復帰。昨年インドネシア人実業家のエリック・トヒル氏にクラブを売却してからは少数株主兼名誉会長という立場になっていた。
しかし昨日息子であるアンジェロマリオ・モラッティやリナルド・ゲルフィ、アルベルト・マンツォネットとともに突然取締役会から離れることを発表。モラッティ氏がクラブに対する発言権を失うのは20年ぶりのこととなる。
モラッティ氏は『Skysports』に対して「理由については今後数日間で分かるだろう」と話しており辞任に至った経緯は明かされていない。しかし、メディアでは「ヴァルテル・マッツァーリ監督の処遇についての意見が対立したのではないか」との噂が浮上している。
現在成績が低迷しているインテルは先日行われたナポリ戦でも引き分けという結果に。マッシモ・モラッティ氏は監督であるヴァルテル・マッツァーリ氏の即時の解任を主張したものの、現体制を支持するエリック・トヒル氏はそれを受け入れなかったという話である。
しかしもちろん公式なものではなく、真相については不明である。