10月31日、『Vanguard』は「ナイジェリアサッカー連盟に対する訴訟が取り下げられ、FIFAからの制裁を受ける可能性はなくなった」と報じた。
今夏大きな混乱の中にあったナイジェリアサッカー連盟。連盟会長選挙は2度に渡って不適切と判断され、一向に組織としての形が決まらない状況となり、FIFAは10月31日までに正常化されない場合資格停止処分を下すと宣告していた。
<参考>ナイジェリア連盟、正常化までの猶予はあと2日……長期の資格停止の可能性も
しかし、最終的にはギリギリで訴訟を起こしていたクリス・ギワ氏の一派がそれを取り下げることに合意し、正式にアマジュ・ピニック会長の就任が決定。3ヶ月ぶりに組織が正常化されることになった。
そして、代表のアシスタントコーチを務めていたシャイブ・アモドゥ氏やグッドラック・ジョナサン大統領からの要望を受け、ナイジェリアサッカー連盟は先日解雇していたスティーヴン・ケシ代表監督を復帰させることを決定した。
ピニック新会長もスティーヴン・ケシ氏との確執の存在を否定し、技術委員会の承認に何ら異論はないと発表している。
アマジュ・ピニック ナイジェリアサッカー連盟会長
「人間として、ケシに対して何らかの思いはない。シャイブ・アモドゥのことは尊重しており、彼の判断と技術委員会の承認がある。
私は、常に委員会の作業は干渉されぬべきだと話してきた。最適な結果を得るための仕事をするにあたって、彼らには独立性を与える」