11月1日、2014年度AFCチャンピオンズリーグ決勝戦のセカンドレグが開催された。

ホームで決めた一点のリードを持ってサウジアラビアに乗り込んだウェスタンシドニーは、序盤こそ攻撃で良さを見せるも、そのあとはアル・ヒラルの激しい攻撃を耐える展開。

いつも通りではあるが、体を張ったディフェンスとチョヴィッチのスーパーセーブ、そして運に恵まれる形で失点を逃れていく。

前半にはフリーキックからのジガンのシュート、チアゴ・ネーヴィスの飛び込み、アル・シャムラーニの決定機を凌ぎ……

後半は途中出場のアル・カフタニが再三のチャンスを外し、アル・ファラジの飛び出しを止めたチョヴィッチのプレーもPKにならず。

そして試合終了の笛が鳴り、ウェスタンシドニーが豪州勢としての歴史的な初優勝を飾る! 

国内リーグでは最近失点を重ねており結果が出ていないが、ACLでは圧倒的な守備の硬さを見せてきたウェスタンシドニー。クラブ創設からわずか3年という速さでアジアを制し、クラブ・ワールドカップへの出場という大きな成果を成し遂げた。

なお、大会MVPはもちろん神が乗り移ったかのようにスーパーセーブを決め続けたウェスタンシドニーのGKアンテ・チョヴィッチに授与された。

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