現地時間16日、欧州各地で2016年欧州選手権に向けた予選が行われ、グループBのイスラエル対ボスニア・ヘルツェゴビナの試合が行われた。

2014年W杯出場以降、EURO予選3戦で未勝利と波に乗り切れないボスニア・ヘルツェゴビナ。ミラレム・ピャニッチやアスミル・ベゴヴィッチなど世界レベルの選手が揃っているにもかかわらずなぜか途端に結果がついてこなくなり、ここまで2戦2勝と勢いに乗る難敵イスラエルのホームに乗り込んだ。

エディン・ジェコが負傷し代表チームから離脱したため、ついに純粋なセンターフォワード0人で今回の予選に臨んだボスニアだったが、やはりホームのイスラエルは強かった。36分、ジル・ヴェルムートが先制に成功すると、前半終了間際にオメル・ダマリが追加点をあげ2-0に。ボスニアはウインガーであるイゼト・ハイロヴィッチを中央で使うという苦肉の策を講じたが、後半早々にDFトニ・シュニッチが退場し、さらにはもう1点を奪われゲームオーバー。0-3で完敗した。

この試合の結果、グループBの順位はこのようになっている。

第4節を終え、W杯出場国のボスニアがまさかの勝ち点2で5位。2014年W杯予選では10試合30得点と爆爆発した攻撃力はここまで2得点と影を潜め、早くも予選突破に関して黄色信号が点滅した。

一方、ベルギー対ウェールズが0-0で引き分けたため、首位に立ったのはこの試合を制したイスラエルである。イスラエルは他のチームに比べて消化試合が1試合少ないが予選開幕以来3連勝を記録しており、破竹の快進撃を見せている。

UEFAへの加盟以降、主要国際トーナメントへの出場経験がない同国。最大のチャンスが到来している。

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