11月23日、オーストラリア・Aリーグのブリスベン・ロアは「マイク・マルヴェイ監督を解任した」と公式発表した。

昨季のAリーグでレギュラーシーズン首位となり、グランド・ファイナルでもウェスタンシドニー・ワンダラーズを破って年間王者に輝いたブリスベン・ロア。

しかし、昨季のチーム得点王であるアルバニア代表FWベサルト・ベリシャ、オーストラリア代表の右サイドバックであるイヴァン・フランニッチを放出した穴を埋められず、今季は開幕から低迷。ウェスタンシドニーとの試合がACL決勝との兼ね合いで延期になったため消化が一試合少ないものの、1勝5敗と下位に沈んでいる。

かつてゴールドコースト・ユナイテッドのコーチとして長く指導を行っていたマイク・マルヴェイ氏は、2012年の12月からブリスベン・ロアの指揮を執ってきたものの、成績不振の責任を取る形で解任されることとなった。

なお、後任については現在公式には発表されていないものの、かつてのオランダ代表選手であるフランス・ティーセン氏が就任すると考えられている。

フランス・ティーセン氏は1952年生まれの62歳。70年代後半から80年代初頭にかけて上記のようにオランダ代表に招集されていた経験を持ち、EURO1980に出場したMFである。指導者としては90年代にフィテッセ、マルメ、デ・フラーフスハプ、フォルトゥナ・シッタートなどを率いて、その後は中東地域でクラブの下部組織やアシスタントコーチを務めてきた。

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