adidasのサッカースパイク4サイロのうち、貴重な天然皮革モデルとなった『パティーク 11プロ』。ちょうど1年前、「日本発信の世界基準」として生まれ変わったモデルがこのたび、リニューアルされて登場した。

adidas pathiqe 11pro

海外では引き続き使われていた「adipure」の名が外れ「11pro」として展開される、『パティーク 11プロ』の2代目モデル。

今作は前足部のアッパーに“ノンステッチ”カンガルーレザーを採用。これまで通り天然のカンガルーレザーで足を優しく包みつつ、ステッチを極力なくしたことでより素足に近いボールタッチを実現したとのこと。前足部のステッチはプロでも拘りを持つ選手がいるだけに感触が気になるところだ。

アッパーの特に前足部が凸凹して見えるのは、内側に施されたインナーネット加工のため。ステッチを省いた分こちらで皮の伸びすぎを防ぐとともに耐久性の強化にも繋げている。

なお、前作は海外モデルのFGやSGにはタウラスレザー(牛皮)が使われていたが、今作はすべてのモデルがカンガルーに統一された。

中足部と後足部のアッパーは人工カンガルー調レザー。また、ラスト(足型)には日本人向けに開発された「ジャパニーズネオマイクロフィットラスト」を引き続き採用しており、 360度の全方位フィットであらゆるパフォーマンスを支える。

デザインがかなりクラシック寄りに変更された一方、つま先からかかとまで入れられたセンターラインが新鮮かつ印象的。よく見るとラインにはV字パターンの加工がさりげなく施されている。

ショップなどで主に展開されるハードグラウンド向けのトップモデル、『パティーク 11プロ ジャパン HG』の定価は18,360円(税込)。

初期カラーはここまで紹介したコアブラック×ランニングホワイト×フラッシュオレンジと、

このランニングホワイト×コアブラック×ソーラーレッドとなった。

こちらは一見白に見えるが、実はセンターラインを境に白と黒で塗り分けられたアシンメトリーデザイン。なかなかインパクトのある一足となりそうだ。