12月4日、『Vanguard』は「ナイジェリアサッカー連盟選挙上訴委員会は、投票に違法性があったとしてアマジュ・ピニック会長を解任することを決定した」と報じた。
今夏のワールドカップ終了後、多くの混乱に見舞われているナイジェリアサッカー連盟。当初行われた会長選挙に違反があったためにクリス・ギワ氏の当選が無効となり、正式な会長が不在の中で連盟のビルに火災が発生し資料が焼失するなどカオスな状況となっていた。
そして10月末にようやくアマジュ・ピニック氏が正式に連盟会長に就任することが決まり、スティーヴン・ケシ代表監督とも再契約を果たし、ようやく混乱は収まったかに見えた。
ところが今回再び選挙について控訴が行われ、連盟の上訴委員会がそれを調査した結果、候補者の一人であるシェフ・ディッコ氏が不当に選挙から排除されていたとして違反の存在が確認されたとのことである。
上訴委員会は直ちにアマジュ・ピニック会長を解任することを決定し、FIFAにもその旨を報告したとのことだ。
なお、FIFAからの制裁を避けるため、今後7日以内に会長、および副会長に就任する人物を決めるための4度目の選挙が行われる予定となっている。