12月7日、『Four Four Two』や『Sydney Morning Herald』など各メディアは、「ウェスタンシドニー・ワンダラーズの選手たちは、クラブワールドカップでの賞金の配分を巡って大会をボイコットする可能性を示唆している」と報じた。

今季のAFCチャンピオンズリーグで初出場ながらも優勝を果たし、クラブワールドカップへの出場を決めたウェスタンシドニー・ワンダラーズ。

既に昨日のアデレード戦に出場しなかった選手たちは本日の朝オーストラリアを発ち、大会が行われるモロッコへ向かっている。

しかし報道によれば、クラブ側が考えている賞金の配分が選手側にとって納得できるものではなく、プレーを拒否するという選択肢も考えているのだという。

ウェスタンシドニー・ワンダラーズはクラブワールドカップに出場することで最低120万ドルの賞金を得ることになるが、その10%を選手側に提供するというのがクラブ側の意向。しかし選手側はそれ以上のシェアを求めている。

しかし、プロサッカー選手協会(労働組合)の協約には選手への賞金の配分についての項目が存在せず、特に今回のクラブの提案に違法性はない。

最終的にチーム全体が大会をボイコットするということになる可能性は低いだろうと思われる。しかし、現在Aリーグで未勝利という泥沼状態にあるウェスタンシドニーだけに、クラブワールドカップで好成績を残したかったところで、フロントと選手の間に亀裂が生まれたことは非常に残念である。

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