現地時間9日に行われたUEFAチャンピオンズリーグのグループステージ第6節でバーゼルと引き分け、勝ち抜けに失敗したリヴァプール。5シーズンぶりとなるUCLへの復帰であったが、今シーズンの戦いはUEFAヨーロッパリーグで続くことになった。
Now even Brendan Rodgers admits that Liverpool just aren't good enough http://t.co/VXUObGtpzT pic.twitter.com/oyJHz2FDO7
— Telegraph Football (@TeleFootball) 2014, 12月 10
UCLでの戦いを終えたリヴァプールだったが、この試合ではアンフィールドが湧いたシーンもあった。80分、キャプテンであるスティーヴン・ジェラードが直接フリーキックを突き刺したのだ。
0-1で負けていたリヴァプールは、この試合を勝利する必要があった。つまりこのジェラードの得点は反撃の狼煙となる1点目であり、多くのサポーターが奇跡の逆転劇を信じていた。リヴァプールはUCLを制した2004-05シーズンの最終節オリンピアコス戦にも後世に残るような大逆転劇を演じており、その時の決勝点を叩きだしたのもジェラードなのだ。
結局リヴァプールの反撃はならず、試合は1-1で終了している。しかし、ジェラードが直接FKフリーキックを決めた瞬間、アンフィールドの観衆はやはり奇跡を信じているかのような反応を見せた。
キックの直前から聞こえるのは、お馴染みであるジェラードのチャント。この時はサポーターの声もどこか弱々しくスタジアムも逆転に向け半信半疑であったが、ゴールが決まった瞬間そのムードは一変。
結果は実らなかったが、このスタジアムにおけるジェラードの存在感が伝わってくるようシーンであった。