来年開催されるコパ・リベルタドーレスの出場権をかけた南米・チリのプレーオフは21日に最終日を迎え、決勝戦を制したパレスティーノが1979年以来36年ぶりにリベルタドーレス出場を決めた。

チリのプレーオフは同国に与えられた3つの出場枠のうち最後の1つを巡り争われるもので、2014-15シーズンの前期リーグで優勝したチームと既に出場権を得ているチームを除く成績上位4チームが参戦。準決勝からのトーナメント方式でホーム&アウェイを戦い、決勝で勝利したチームには来年行われるリベルタドーレスの予備戦からの出場権が付与される。

リーグ戦を5位で終えたパレスティーノと同2位のサンティアゴ・ワンデレルスの対戦となった今年の決勝は、初戦をホームで3-1と快勝したパレスティーノがアウェイで行われたこの試合をなんと6-1と大勝。2試合合計9-2でワンデレルスを退け同プレーオフを制した。

1920年にパレスチナから入植した移民達によって設立されたパレスティーノは国内リーグ2度の優勝を誇り、1970年代にはリベルタドーレスに3度出場した経験を持つ古豪。近年は目立った成績を残していなかったが、この日の勝利により1979年以来、実に36年ぶりに出場権を獲得した。

パレスティーノは来年1月末に行われる予定の予備戦で本選出場をかけ、ウルグアイの強豪ナシオナルと対戦する。

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