各国で得点王に輝いた選手の全ゴールを紹介する「得点王を巡る旅」のコーナー。第二回はこの人、「神様、仏様、大黒様」こと京都サンガのFW大黒将志だ。

ゴールに飢えた金狼

ピッチ外ではどこか天然キャラ?の雰囲気を醸し出す大黒だが、芝生の上に立つと一変。その天性の嗅覚と高い決定力で得点を量産する稀代のゴールハンターへと変貌する。勝負強さも魅力で、2006年W杯予選・北朝鮮戦の追加タイムでの劇的決勝弾、コンフェデ・ブラジル戦での試合終了間際の同点ゴールなど日本代表時代の印象深いシーンも多い。

海外志向も強く、フランスのグルノーブル、イタリアのトリノ、中国の杭州緑城と3ヵ国でプレー。当時2部のグルノーブルでは約半年で6得点をあげたが、自身の念願であったセリエAのトリノでは後の日本代表指揮官、アルベルト・ザッケローニ監督に高い評価を受けながらもサイドで起用されるなど結果を残せず、代表からも遠ざかることとなった。

自身初となる得点王に輝く

時は流れ大黒も34歳となった。苦楽を共にした同世代の選手が次々と現役を退き、彼のキャリアもまた終盤に差し掛かっている。しかし、天性の得点感覚はむしろ鋭さに磨きがかかっているようですらある。

今年1月に期限付きで加入したJ2・京都サンガはまたしても昇格を逃すこととなったが、大黒個人は4月の大分トリニータ戦、6月のロアッソ熊本戦で2度ハットトリックを達成するなど大量26ゴールを記録。意外にもプロ生活で初となる得点王のタイトルを獲得した。

35歳になる2015年も期待大

その華奢な体格は海外向きではなかったのかもしれない。しかし、それでも彼の優れた嗅覚と得点感覚は日本サッカーの歴史の中でもトップクラスといって決して言い過ぎではないだろう。2015年には35歳を迎えるが、まだまだこの男から目を離せない。

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