アジアカップ第2試合目は優勝候補である韓国とオマーンの対決。
オマーンのポール・ル・グエン監督はここに来てほとんど使っていなかった5バックを選択。中央に人数を固めてブロックを形成する手段をとった。
キム・シヌクもイ・ドングクもパク・チュヨンもいない韓国は、チョ・ヨンチョルのワントップという高さのない布陣。序盤は裏に蹴るボールでチャンスを作り、ソン・フンミンの飛び出しからクロスバーという場面も。
ところが、試合が落ち着きだしてパスを繋いで流れを獲ろうとし始めると、韓国はバイタルエリアにほとんど入り込めない状況となった。ヘディングに強みがないため、なかなか攻撃の機会を生かせなかった。
しかし前半終了間際、オマーンの横パスをカットしたイ・チョンヨンが起点となってク・ジャチョルがミドルシュート。これをアル・ハブシが弾いたところをチョ・ヨンチョルが決めた。
後半は点を取らなければならないオマーン、そして縦パスやアーリークロスを増やして攻撃のスピードを上げた韓国との間で激しいスタートになった。
ただ互いに勢いがある時間帯では点を奪えず、終盤は韓国が時間を潰しながらボールを支配し、運動量が落ちたオマーンはそれをなかなか止め切れない展開に。
ロスタイムにはライード・イブラヒムのシュート、そしてアル・ハースニのヘッドと決定的な場面を2度作り出したものの、キム・ジンヒョンの好セーブもあって決められず。
そして最終的にはスコアは動かず、韓国が1-0で初戦をものにする結果になった。
しかし、前半の間にキム・チャンスが負傷交代、後半にはイ・チョンヨンがタンカに乗せられてピッチを離れており、もし彼らが重傷であったとすれば韓国にとっては大きな問題になりそうだ。