アジアカップ第2日目の第2試合は、強豪として確固たる立場を形成したウズベキスタンと「謎のチーム」北朝鮮の一戦。
北朝鮮はJリーグから招集したリャン・ヨンギとリ・ヨンジの2名を先発で起用するとともに、大型FWパク・クァンリョンに浮き球や縦パスを当てる形を中心に。
ウズベキスタンはジェパロフがカパーゼとポジションを変えながらボールを収め、攻撃の起点となってチャンスを作り出す流れ。
ただ初戦ということもあってか互いに攻撃に人数がかかっておらず、それほど決定機が多くない展開。前半の終盤にはウズベキスタンが何度かゴールを脅かすも、0-0のままでハーフタイムを迎えた。
そしてそれを終えるとピッチは大雨。水が浮いてビルドアップが難しい中、先制点を奪ったのはウズベキスタン。
62分、左サイドでボールを受けたジェパロフがクロスボールを入れ、イゴール・セルゲーフが飛び込みヘディング。これがゴールに決まり、リードを奪った。
反撃したい立場になった北朝鮮であるが、圧倒的な高さを持つパク・クァンリョンにも足元のうまさはないため、周囲のサポートがないと活躍できず。
そのため北朝鮮の攻撃は最後まで加速されることはなく、むしろ守備が崩壊してピンチが連続する展開に。最後にはアク・クァンリョンがコーナーキックから決定的な場面を迎えるも、ネステロフの好セーブに阻まれてしまった。
その結果、ウズベキスタンが1点のリードを守り切って勝利を収めることに成功している。