アジアカップ2015第3日目のナイトゲームはワールドカップ出場組のイランと、大会前に監督交代があったバーレーンの対戦。

ガルフカップでの4-1-4-1から、ジェイシー・ジョンを加えて4-4-2に変えてきたバーレーンであるが、戦いはやはり守備をベースに組んできた。序盤は高い位置でブロックを組み、バイタルエリアに鍵をかけていた。

しかし、時間が進むごとにイランがペースをつかんでいく。

親善試合で使用した4-2-3-1ではなく、ワールドカップ時のままの4-3-3を使用してきたイランは、どうしても守備から入る形となる。

序盤はそのためにバーレーンの守りに苦戦したが、縦の侵攻スピードを上げ、裏へのパスを増やすことで相手を押し下げ、中盤の支配権を奪取することに成功した。

そして前半ロスタイムにコーナーキックからハジ・サフィが美しいシュートを決め、先制点を奪取。良い形で前半を終えた。

後半はバーレーンがボールをつなぐ意識を高め、時間がかかってもいいから中盤を押し上げる時間を作ってブロックを改善させ、ジェイシー・ジョンのサポートを増やすという戦術に。逆に得点をあげていたイランはディフェンスを中心に考え、カウンターを中心とした攻めにシフト。

そして次の得点もイランのセットプレーから生まれた。71分、右からのテイムリアンのキックをショジャイーが合わせ、ゴール左隅に沈めた。

バーレーンは後半しっかりパスを回すことはできたものの、課題となっていた攻撃力の不足についてはジェイシー・ジョンの復帰もそれほど強い薬にはなっておらず、イランの最終ラインを脅かすほどの力は発揮できなかった。

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