アジアカップ2015のグループリーグは5日目となり、2巡目に突入。その初戦となったのは、オーストラリア相手に黒星スタートとなったクウェートと韓国の一戦。
ゴールキーパーもキム・ジンヒョンからキム・スンギュに代えるなどターンオーバーをした韓国は、メンバーを大きく入れ替えたこともあってパスのテンポを上げられず、あまり良くない立ち上がりだった。
クウェートはそれを利用して中を固め、ゴール前に入らせないように守っていたのだが、31分にイ・グノの飛び出しを許したあたりから目立ってラインが下がり、中盤でのマークが緩くなってきた。
完全に押し込み始めた韓国は36分に先制点。右サイドをチャ・ドゥリがドリブル突破で侵攻してクロス、ナム・テヒがヘッドで合わせてゴールへと決めた。
しかし後半は一転、クウェートの反撃が目立つ展開に。韓国はもともとパスワークが良かったわけではなく、前に出て激しい守りを仕掛けてくるとペースを維持できず。
クウェートは49分にマクシードのシュートが左ポストに直撃。さらに60分にも同じくマクシードがチャン・ヒョンスを切り返しで振りほどいて決定的なシュートを放ったが、これも外れた。
韓国はこの後もカウンターでチャンスは作りながら、クウェートの攻撃に対しては押し込まれてしまう苦しい展開が続いた。
しかし、クウェートはいくつか迎えた決定機を決めることが出来ず、後半45分の頑張りを結果に繋げることが出来なかった。
それに助けられる形で韓国は、1-0で辛うじて勝利を収めることに成功。2試合ともに内容としてはそれほどいいものではなかったが、決勝トーナメント進出をほぼ確実なものとした。
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